患者を叱ったら噛み噛み

患者さんの中には私たち看護師の言うことを素直に聞いてくれる人もいれば反対に反発するように言う事を聞いてくれない人もいます。言うことを聞いてくれない人の場合には薬を飲む時間も守ってくれないし、お薬を渡しても、薬をそのままゴミ箱に捨ててしまうなんていう人がいるので、すごく困るのですが、さすがにお薬を飲んでくれない患者さんやマナーを守ってくれない患者さんに対しては、私たち看護師も怒るときがあります。

でもこのように言う事を聞いてくれない患者さんに注意するときに、私もすごく恥ずかしい思いをしたことがあるんです。今だから言うことですが、患者さんに対してしっかりと注意しなければなんて意気込んで話を切り出したのは良いものの、あまりにも意気込みすぎてしまい、患者さんを叱りながら私自身が噛み噛みで、何を言ってるのかわからなくなってしまったんです。その時に患者さんは笑い出してしまうし、私は更にパニックになってしまい、自分が何を言おうとしているのかも分からなくなってしまいました。最終的には一呼吸おいて、もう少し私たちの言うことをしっかりと聞いてくれないと退院する日が遅くなってしまいますよ。とだけ伝えたのですが、噛み噛みになってしまい、伝えたい事がしっかりと伝えられませんでした。

みんなこっそり笑っていた。

その時の患者さんの病室はナースセンターからすごく近かったので私が患者さんに対して噛み噛みになりながら注意していたことは皆に聞こえていました。聞こえているのであればフォローに入ってくれればいいのに、ナースセンターに戻ったらみんながクスクスと笑っているからなんだろうと思ったら、私が噛み噛みになっていることが全部聞こえていて、笑いをこらえていたと言っていました。

私だって必死になっていたのに何もみんなで笑わなくても良いのになんて思いましたが、私が働いてる職場は皆仲が良いので私も一緒になって笑ってしまいました。その注意した患者さんは少し行動を改めてくれて、お薬も飲んでくれるようになったし、ある程度看護師の言う事も聞いてくれるようになったのですごく安心しました。噛み噛みになりながらも一生懸命に注意をしようとした私の気持ちが伝わってくれたようで、怒らせるとパニックになっちゃうから言う事聞くよ!なんて言っていました。恥ずかしい思いをしたけど、結果的に患者さんもわかってくれたし、病気もしっかりと治って元気に退院してくれたので良かったと思います。